さて、ようやく、直に都はるみの歌声を聴くことができました。1948年、京都の西陣の作庵町の出身。バックバンドの閻魔堂とともに、身体に優しいコンサートだったように思います。京都会館。ほとんどは年配の方が多く、早速、ステージが降り立ち握手しながら、「はるみの三度笠」を唄い続けることができるというのは、すごいなと感心させられたものです。

星野哲郎、市川昭介、そして、阿久悠といった名前が出され、曲にまつわるエピソードなども交えながら、その小さな身体から、機織りを傍に母親に訓練させられたといううねりの利いた喉を響かせていました。何度も唄って複雑な心境になったという「北の宿から」はもちろん、「涙の連絡船」「大阪しぐれ」「千年の古都」「ムカシ」「アラ見てたのね」「邪宗門」「アンコ椿は恋の花」といった感じで、名曲の数々を堪能させてもらいました。

10harumi











(Y)