『別冊キネマ旬報』(1972年4月5日発行)の「女優・藤純子(保存版)」を遂に購入しました。これは(結婚による)引退記念にあわせて作られたものです。『関東緋桜一家』のポスター(保存状態良好)も入っています。原価の7倍の値段でしたが、いい買い物をしました。

藤純子出演の全作品や、マキノ雅弘・俊藤浩滋へのインタビュー、佐藤忠男の藤純子論などが所収されています。実にいい。



1971年度キネマ旬報ベスト・テンで「華麗なる女優賞」を受賞してのインタビューが掲載されているのですが、驚いたのは一番好きな役がなんと私の一番好きな藤純子出演作品と同一だったことです。それは加藤泰監督「日本侠客伝・昇り龍」。さらに、鈴木則文が監督した「緋牡丹博徒・一宿一飯」で私が好きな緋牡丹の刺青を見せながら自分が汚れた人間であることを示して見せるシーンが、藤純子自身もお気に入りのシーンであったことも感動です。

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(Y)