久しぶりに研究会を行います。再開です。

(Y)

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■第15回差別論研究会

日時:2009年5月25日(月) 14:00?
場所:立命館大学衣笠キャンパス
<変更>三条商店街内喫茶店

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報告(1):差別論の内在的困難

報告者:高橋 慎一
http://www.arsvi.com/w/ts12.htm
[概要]
 差別論は、差別の一般的定義を試みてきた。明確な経済的不利益を帰結させるだけではなく、接触拒否、交際拒否、差別発言など、差別表現は多岐にわたる。差別論においてとくに争点になってきたのは、?差別と区別(不当ではない選別)をどのように境界付けるか、?集団間の葛藤が差別定義にとって不可欠か、ということである。Blalock、Young、内藤準、坂本佳鶴恵、江原由美子、佐藤裕らのテキストを検討し、差別定義の内在的困難――正・不正の判定の主観的性格――を示す。さらに、正・不正を判定し差別を同定する手続きについて分析する。


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報告(2):反差別の住民運動の形成と戦略

報告者:山本 崇記
http://www.arsvi.com/w/yt02.htm
[概要]
 都市社会学の中で同和地区とスラムは峻別されている。行政施策においても同様である。しかし、両者の空間的・人口移動の重なり合いの中で住民運動が展開してきたのが都市下層地域の現実でもある。しかし、市民運動やNPOなどへの価値付けが高い近年の社会運動研究では、上述のような実践を捉えきれていない。そのための分析ツールを模索したい。

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◆差別論研究会
http://adiscrimination.blog.drecom.jp/

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