街歩き+喫茶(時々映画)

差別論研究会から、新たに街歩きBlogへ

風景

福島~尾長

以前から気になっていた福島町に訪れることができました。太田川の改修工事の変遷はとても興味深く、また、住宅地区改良事業と土地区画整理事業を合併施行し、小集落改良事業なども活用して住環境整備事業を行ってきた広島市の施策の選択にも強い関心を持ちました。合併施行が今になって初めてできるようになったと嘯いている京都市に見習ってもらいたいものです。

とはいえ、周囲に戸建の住宅がまとまって位置し、どのような経過があったのか気になります。以前は、朝鮮学校もあった地域ですので、在日の方も多いです。広島朝鮮学園にようやく訪れることができたのもよかったです。日曜日でしたが、先生や生徒とも少し話すことができました。駅のメイン口ではない方を、急斜をあがっていく感じで、国際学園を思い出しました……。

一方で、尾長の方は団地がまとまって建っていました。どちらも、西区にいきいきプラザ、東区にあいあいプラザといった感じで、隣保館が6年前くらいから様相を変えていました。ただ、事業は市の直営だということです。

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福山~鞆の浦

福山市人権平和資料館を訪れました。福山城の一角に、護国神社におかれる忠魂碑系の多数の石碑の先に文学館とともに位置しています。1階は福山空襲関係、2階が同和問題という位置づけとなっています。部落解放委員会時代の荊冠旗は蘆品支部のもの。この時期には福山結婚差別事件が起きており、結婚の際に「営利誘拐」「結婚誘拐」などで起訴されたというもの。まちづくりの状況や同和行政の展開などは今後。解放会館は現在はコミュニティセンターとなっており、非常勤で職員が配置されており、京都市に比べると、まだ、「改革」の波は緩やかなようです。

それから、社会学の議論でも盛んに対象化されるようになった鞆の浦に行き、朝鮮通信使が宿にしたという福禅寺(真言宗)を訪れました。電話する職員の話を聞いていると、日韓囲碁対決の会場にもなるようで、昨年の通信使300年記念でも交流が行われたようです。とにかく弁天島や仙酔島などの景色が美しく、通信使のお偉いさんが絶賛したのも分かる気がしました。

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西之阪/東之阪

1月2日、奈良の西之阪と東之阪を訪れました。大和同志会が誕生した明光寺の横には古町から移設されたという松井庄五郎の顕彰碑がありました。JR奈良駅からすぐのところにあり、坂は非常に緩やかです。団地に囲まれています。

一方、東之阪は中心部から少し離れています。京都に向かう街道の脇を横に入り民医連系の診療所から急激な坂となっています。そこを上っていくと史蹟ともなっている北山十八間戸が佇んでいました。さらにその先に行くと、非常に立派な作りの少年刑務所があります。東之阪では立派な戸建の住宅が多く、団地はありません。

東大寺はごった返し、鹿の糞が鼻を突き、2万歩近く歩いた足には、靴擦れが起こってしまいました。この日に入った喫茶店は、3軒となりました。

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野毛~日暮里

前便の投稿で触れた「都橋」付近の商店街。見事に全部閉まっていましたが、日曜日のお昼ですから仕方のないことでしょう。横浜港も非常に近い。なので川も汚い、汚い。風情も情緒もあったものじゃない。

さて、用事を済ませ揺られ揺られて日暮里へ。済州島出身の方も多く住むこの地域には韓国料理も多いです。ルノアールの隣においしそうなお店も。そこをスルーして同じく多い中国人の方がやっているお店へ。これはとてもおいしかった。もちろん、ルノアールにはお約束として腹いっぱいにもかかわらず、入店しました。

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壺井の名水

円町を丸太町方面に少し東に行くと、道路が緩やかな坂になっています。西から円町に向かうと、ちょっとしたモトクロス感覚。紙屋川が通る縦の通りを「西土居通」。これが御土居の西際にあたり、「西土手」ともいわれた刑場があった場所であったことが、いろいろと得心がいきました。

西大路太子道を西に入り、佐井通東南角にあるのが「壷井の名水」。六角獄舎から引き回しをされた後、この名水で末土の水を飲み、処刑されるということが行われていたということで、まだ、壷井町では古跡として大事にされているようです。

さらに、この壷井の先に行くと旧跡が集中している民家もみられ、気になるところです。さらに、紙屋川沿いを北に上がると「法輪寺」という臨済宗のお寺があり、キネマ殿というのもあります。日本映画の草創期を支えた4人が祀られているということで、次はぜひみてみたいです。また、「達磨寺」ともいわれ、有名のようです。一方で、向かいには「竹林寺」があり、蛤御門の変の喧騒のなかで未決のまま斬首された勤皇系の囚人たちの遺骨が発見され埋葬されているそうです。
http://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012913.html

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舳松

堺市堺区協和町に位置する舳松人権ふれあいセンターに訪れました。人権歴史館歴史資料館と同館内にある阪田三吉記念室をようやく拝見することができました。資料館では「さんきい」と阪田を呼称し、阪田が亡くなった直後に演じられた戯曲「王将」以降の表象が、現実とは異なり、過度に阪田を滑稽な人物像に描いていると異見を主張しているのが印象的でした。

とはいえ、舳松生れの阪田が、非常に苦しい生活のなかから這い上がり、「名人」となっていくのだという主張が、どこまで、戯曲や映画と異なるのかはいまいち判然としません。現実とは異なるのがフィクションとしての芸術であることを考えれば、当たり前の話であり、逆に多くの人々の阪田の名を知らしめているという意義は否定されるものではないでしょう。曾孫が世界で活躍するバイオリニストになって、いることも併せて考える必要がありそうです。

泉野利喜蔵の出身地でもあることから、二人には関係があったようです。一誠会という地元青年グループが舳松水平社の母体となっているというのは興味深く、展示では突っ込んだ内容にはなっていなかったので、その辺りを追究したいと思います。また、8万坪という広大な面積の地域がどのように形成されたかは、ルイス・フロイスの『日本史』から、江戸時代の「塩穴」に至る過程を知っても、まだまだ物足りない感じでした。以下はセンターと阪田三吉の生家に近いとされる住宅内の顕彰碑です。

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姫路

姫路城下のホテルに泊まり、その周辺を散歩していました。まだまだ、夜でも暑い最中でしたが、それなりに気持ちよい感じではありました。一方、駅の南側にも出来る限り、足を延ばしました。そして、城東の方へ歩いて3,40分。かつて、皮革工場や刑場などがあった空間に入ると、まだ、空間配置は比較的大きめに分割されており、同じ名前の会社もまだ存在していました。

また、「フェルト」と書かれた電柱の掲示板も、往時を偲ばせるものかなと思われました。

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大船

所用があり、鎌倉・大船へ。何もないといえば、何もないですが、松竹大船撮影所跡には一度行けなくてはいけないと思い、訪れました。数か所に、「松竹」という文字が含まれた通りや看板が散見されました。

鎌倉女子大学が建設された土地に撮影所は拡がっており、また、芸術館という建物が1990年代初頭に建設されていました。土曜日ということもあって、大船市民が、サークル活動等で朝から集っていました。閑静といえば閑静ともいえます。

所内にあった壁画と、昭和11年に撮影所によって植樹された桜の木と碑を確認してきました。しかし、これだけではないだろうと思いつつ……

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尼崎(2)

大庄から今北に向かい、さらに、水堂を通り、最後は武庫之荘。武庫之荘総合センターの展示によると、改良事業が行われた1973年頃。新田の開発に従事させられた被差別民に由来するということだったのですが、その頃は、尼崎藩政。

被差別部落の位置取りに関しては、旧城内小学校にある文化財収蔵庫には古代から近代までの資料が揃っています。その展示からは、なかなかに、近世と近代の関係が分かりにくく、その点は、自ら調べないと分かりそうありませんでした。そして、武庫川の向こうは西宮。甲子園口からJRに。30,000歩近い一日が終わります。

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尼崎(1)

昨年に続き、再び、尼崎。主に住宅地区改良事業が行われた地域を中心に、競艇場の北側を歩いて、灼熱の太陽の下、汗をかきかき、水を飲み飲み。京都よりは涼しいかなとたかをくくっていました、そう甘くはなかった。

沖縄出身者や在日朝鮮人の人々が少なくないこの地域は、改良住宅に彼らが入居していることが分かります。しかし、同和行政とは異なり、かつての状況を知ることは容易ではありませんでした。一方で、古い戸建てや古い二階建てアパートが実に多い。もちろん、綺麗な住宅も多かったのですが、その混在ぶりが印象的でした。

兵庫朝鮮学園尼崎初中級学校では、夏休みが終わっているのか分かりませんでしたが、中学生たちがクラブ活動に励んでいました。周囲は、戸建て住宅と川に囲まれています。

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